デジタルカメラで電車やバスのLEDの電光掲示板(行先表示器という正式名称のようです)を撮影すると、文字のすべてが綺麗に写らないことがあります。
これは昔のブラウン管テレビと同じ原理で、走査線のように、列や行単位で点灯する箇所が移動しながら、肉眼で見ると全体が常に光っているように見せているのです。そのため、肉眼では問題なく見えたとしても、高速なシャッタースピードで撮影してしまうと、写真では線として写ってしまいます。
LED側の機種によってもシャッタースピードは変わってくるので、いくつより遅ければ問題ないということは言い難いです。
例えば先日、台湾の九份で撮影した、台北行きの高速バスの行先表示器。
シャッタースピード1/180で撮影すると見事に線状に写ってしまっております。

「シャッタースピードが早ければ現象が起きる」のであれば、単純にシャッタースピードを遅くして撮影すれば多くのこの問題は解決されます。

こちらの写真では、1/60で撮影しています。
とはいえ、停まっているバスなので1/60でもブレずに撮れているのですが、走行中のバスや電車をこのシャッタースピードで撮影すると高確率で被写体ブレを起こしてしまいます。
LED先行表示器が導入されたことで、最近は雑誌社のカメラマンを悩ませているようです。
【経歴】 1987年、広島県生まれ。2006年より報道の現場で活動を開始し、政治・社会・経済ニュースの取材撮影に従事。これまでに1万人以上のタレント・著名人を撮影。2014年10月、ビジネス撮影に特化した写真事務所「deltaphoto」を設立。2017年4月、株式会社デルタクリエイティブとして法人化。現在は、これまでの経験をもとに「ビジネスにおける写真の価値」を再定義し、撮影現場のディレクションおよび品質管理に専念。あわせて、同社プラットフォームを通じて「プロフェッショナルの技術」と「ユーザーの想い」を繋ぐ活動に注力している。
【主な撮影・ディレクション実績】(順不同・敬称略)グーグル合同会社 / 三菱商事株式会社 / ボストン・コンサルティング・グループ / 株式会社NTTドコモ / 東京地下鉄株式会社(東京メトロ) / 日本テレビ放送網株式会社 / 株式会社サイバーエージェント / 株式会社集英社 / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ / 経済産業省 / 東京大学 / スペイン大使館 ほか多数