
「一眼レフを買ったらすぐに揃えておきたいカメラ用品12選」(変デジ研究所さん)を拝見して、プロを目指すカメラマン候補の人たち向けには何が必要なのかを書いてみました。
仕事柄、カメラマンを目指す若い人たちから相談を受けたり、写真を見せてもらったりすることが多いです。筆者だけではなく、多くのプロのカメラマンが口をそろえて言うのは「まず、機材を揃えろ」ということです。
いくら腕があったとしても十分な機材を揃えなければ、仕事はお願いできないのですから。

ボディも必要ですがまずはレンズです。「レンズは資産」と言われるように、カメラボディは買い換えるべきサイクルが早いですが、レンズは丁寧に使えばきちんと使い続けられます。勿論方が落ちてしまったことにより買い替えを迫られることもあると思いますが、ボディよりもそのサイクルは少ないです。
「背景をぼかしてください」と言われる場合も多いので、基本としてF2.8通しの明るいレンズは必須です(勿論常に開放気味に撮影しなければならないというわけではありません)。
の三本を持っていれば基本的にはある程度の撮影には対応できます。
ニコンユーザの筆者は以下のような構成で揃えています。
しかし、すべての場所でF2.8通しのレンズが正しいとも限りません。場所が狭かったり、レンズ交換・ボディチェンジをしている時間で必要なカットを逃してしまいかねないような現場では望遠率の高いレンズを使うことも有ります。
例えばプロレスのリングサイドでの撮影では「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」のような長いレンズは出せませんし、それに切り替えている時間的余裕がありません。そのような環境でよく使われているのは「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」のような、少し暗めの同じ絞り値通しのレンズになります。
明るい50mmレンズは一本あるとやはり便利。
物撮り用にマクロレンズも一品あると仕事の幅は広がるでしょう。

例えば海外ノーブランドなどの格安CFカードはやめたほうが無難でしょう。ひと昔前に比べ、安いからといってデータが飛びやすいということは少なくなっているようですが、限りなくそのリスクは避けるべきですしその姿勢を見せるべきでしょう。
また、値段を優先して格安カードを導入するとあとから後悔することもあります。キャッシュが足りず、連写時に撮影が止まり、撮り漏れをしてしまうと元も子もありません。
プロである以上一番必要なのは「クライアントさんが求める一番の写真を確実に撮り収めること」です。
筆者の場合は、SanDisk社製のCFカードを何枚かにわけて撮影しています。
外付けフラッシュ、クリップオンストロボの場合、ガイドナンバーの大きいものと小回りのきく小型のストロボを用意すると良いでしょう。
内蔵ストロボはチャージ速度の遅さやケラレの可能性がありますので、使うべきではありません。
基本的にメインとしてはガイドナンバーの大きなストロボを使います。勿論、ストロボに関しましては使用禁止の場所であったり、ストロボを焚かないほうが良い場面も多くありますので、どちらが良いか判断することも大切です。
小型ストロボに関してはあくまでも予備的にカメラバッグに忍ばせておくと、いざというときに役に立ってくれるでしょう。

RAW現像のソフトは数多く有りますがプロの世界で多く使われているのはこのAdobe Photoshop Lightroomだと思います。
撮影後色合いを編集する可能性があるのであれば、RAWでの撮影が必須になります。
ここで例に上げたAdobe Photoshop Lightroomは現像パラメータのコピーが容易にでき、多くのRAWデータを効率よく編集することが出来ます。
【経歴】 1987年、広島県生まれ。2006年より報道の現場で活動を開始し、政治・社会・経済ニュースの取材撮影に従事。これまでに1万人以上のタレント・著名人を撮影。2014年10月、ビジネス撮影に特化した写真事務所「deltaphoto」を設立。2017年4月、株式会社デルタクリエイティブとして法人化。現在は、これまでの経験をもとに「ビジネスにおける写真の価値」を再定義し、撮影現場のディレクションおよび品質管理に専念。あわせて、同社プラットフォームを通じて「プロフェッショナルの技術」と「ユーザーの想い」を繋ぐ活動に注力している。
【主な撮影・ディレクション実績】(順不同・敬称略)グーグル合同会社 / 三菱商事株式会社 / ボストン・コンサルティング・グループ / 株式会社NTTドコモ / 東京地下鉄株式会社(東京メトロ) / 日本テレビ放送網株式会社 / 株式会社サイバーエージェント / 株式会社集英社 / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ / 経済産業省 / 東京大学 / スペイン大使館 ほか多数