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インタビュー写真撮影用のカメラ機材軽量化

インタビュー写真撮影用のカメラ機材軽量化

インタビュー写真撮影用のカメラ機材軽量化

最近、ヤフージャパンさんとよくお仕事をさせていただいておりまして、撮影内容として多いのがインタビュー関係の撮影です。

ヤフージャパンさんでの撮影は基本的にすべてFujifilm X-Pro2で撮影しています(ニュース個人のインタビューはdeltaphotoの別のカメラマンが撮影しているものもあるので、それらは別の機材になります)。

シンクロ用のトリガーを使えばオフシューライティングにも対応しますし、動きの激しい被写体でない限り十分に使えるこのカメラ。

インタビュー撮影には必ずしも大きな光量が必要とも限らない

最近撮影させていただいた「切込隊長」こと山本一郎さん。向かって左側からMG8000二灯+トランスルーセントアンブレラで撮影している。ここでの撮影時間は5分程度。インタビューは時間が決まっていることが多いので基本駆け足。

インタビュー撮影用の照明は今までずっとProfotoのB1を使っていたのですが、地明かりとストロボの光量差を考えると、案外500Wのモノブロックが必要ないのではというところに行き着きました。

現在はニッシンストロボのマシンガンストロボ「MG8000(ニコン用)」を二灯使っています。

ひとつのスタンドに二灯つけることで、最大光量の幅を広げるということと、チャージ速度を早めるということありますし、二本のスタンドで多灯ライティングをすることもあります。

モノブロック二灯を現場に持ち込むとなったらかなりの労力ですし、そもそも時間のない撮影だと担当さんの顔色が悪くなるのが目に見えています。

著名人のインタビュー、タレントさんのポートレート、会社案内の撮影、全て時間が決まっています。時間内にきちんと必要なカットを撮り終えるためには、素早くライティングなどのセットを済ますべきなのです。

シャッター音を出せない撮影もある

ヤフーの戦後70年企画の一幕。スチールカメラのすぐ横にムービーカメラがある、というシチュエーションが多い。

ヤフーの戦後70年企画の撮影は、実はVTRカメラと同時に撮影をしています。収録中(現場では常にカメラは回っています)はシャッター音を出すことができません。

その場合は、無音で撮影するために電子シャッターに切り替えます。ミラーレスカメラですと電子シャッターを備えている機種も多いです(電子シャッターの場合、トリガーを使うことはできませんが、音を出せない現場だとストロボも光らせられないので問題はありません)。

当初ニコンのカメラで撮ろうと担当の方と打ち合わせしましたのでVTR用のインタビューとスチール用のインタビューを二回する必要があったのですが、X-Pro2をメインカメラとすることで、その問題は解消され、収録もより早く終わるようになりました。

早く二台目を買わなきゃ…

実は最近ニコンよりもヘビーに使っているFujifilmなのですが、実はサブ機をまだ買っていません。なので現状サブ機として持ち歩いているのはニコンのD4…。

早く買います。

購入しました!

追記(2017/02/25):モノブロックと比べてみて

昨日、朝から丸一日の商品撮影を都内のハウススタジオで行いました。

大掛かりな商品撮影ということもあり、クリップオンだけではなくモノブロックを持ち込んではみたものの、結局一番使っていたのはクリップオンでした。

自然光を活かすカットが多い上に、そもそも対象の商品数が多かったのが理由のひとつです。ハウススタジオ自体も広くセッティングの時間を極力短くする必要がありました。

  • カット数が多い。
  • 移動が多い。
  • 自然光を活かす撮影(モノブロックでは光量が強すぎる)。

といった場合にはやはりクリップオンのほうが良さそうですね。

逆に、

  • 連射をする(安定したチャージが求められる)。
  • 大光量が必要になる。
  • 様々なアクセサリーを使用する。
  • セッティングの時間が与えられている。
  • 撮影現場まで車で行ける。

このような、場合にはモノブロックのほうが適しているでしょう。

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この記事を書いた人

1987年広島生まれ。

プロカメラマンマッチングサービス「TOTTA」や写真撮影・動画撮影サービス「deltaphoto」を手掛けるカメラマン。キヤノンユーザ。ビジネス撮影で日本全国出張撮影しています。

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