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美容サロン・ヘアサロンの写真撮影をカメラマンに依頼する前の準備|撮影リスト・モデル手配・モデルリリースガイド

美容サロン・ヘアサロンの写真撮影をカメラマンに依頼する前の準備|撮影リスト・モデル手配・モデルリリースガイド

美容サロン・ヘアサロンの写真は、ホットペッパービューティー・Instagram・自社ホームページなど、新規顧客の予約判断に直結する最重要ツールです。競合他社のなかから選ばれるためには、カメラマンへの的確な事前準備と情報共有が成功の鍵を握ります。依頼前に整理しておくべきことをすべてまとめました。

撮影の目的と使用媒体を整理する

「どこに使うための写真か」によって、カメラマンが意識する構図・ライティング・モデルの表情の方向性が変わります。依頼前に使用媒体をリストアップしてカメラマンに伝えましょう。

主な使用媒体として、ホットペッパービューティー・楽天ビューティーなどのポータルサイトのメイン画像、Instagramの投稿・広告用、自社ホームページのトップ・メニューページ、求人サイト・スタッフ採用ページ、店頭ポスター・チラシなどがあります。媒体によって最適な縦横比(Instagram正方形・横長・縦長)が異なるため、複数媒体で使い回す場合は事前にカメラマンへ伝えておきましょう。

撮影リスト(カットリスト)を事前に作成する

「スタイルを適当に撮ってください」という曖昧な依頼では、後から「欲しかったカットが撮れていなかった」というトラブルになります。以下の表を参考に、必要なシーンと撮影のポイントを整理してカメラマンに事前共有しましょう。

撮影シーン 事前に決めておくべきポイント
スタイル写真(モデル) 何スタイル撮るか。バストアップのみか、全身・アレンジの寄りも必要か
店内・内観 シャンプー台・セット面・待合スペースなど。自然光が入る時間帯の確認
外観 看板・入り口。晴天の日に撮るか、夜景・ライトアップも撮るか
施術風景 カット・カラー・トリートメントなど、どのメニューの様子を写すか
スタッフプロフィール写真 全員か一部か。服装・雰囲気のトーンを統一するか
物撮り(店販商品) シャンプー・スタイリング剤などをおしゃれに配置して撮るか

撮影リストは「絶対に必要な必須カット」と「できれば撮りたい追加カット」に優先順位をつけておくと、時間が押したときの判断がスムーズです。

サロンの「世界観」をカメラマンに視覚的に共有する

「ナチュラル」「モード」「大人可愛い」といった言葉は人によって解釈が大きく異なります。Instagramや他サロンのホームページ・雑誌から「こんな雰囲気で撮ってほしい」という参考画像を3〜5枚ピックアップし、カメラマンに見せましょう。「こういう雰囲気にしたくない」というNGイメージを1〜2枚添えると、方向性がより正確に伝わります。

ターゲット層(20代のトレンド志向・30〜40代の上質感重視・ファミリー向けなど)も言葉にして伝えることで、カメラマンは光の当て方・色温度・モデルの表情の引き出し方を変えることができます。

モデルの手配と「仕込み時間」の逆算

ヘアサロン撮影で最も時間がかかり、スケジュールが押しやすいのがモデルの仕込み(ヘアメイク)の時間です。カメラマンの拘束時間(料金)を無駄にしないよう、カメラマンが到着する前にある程度のベースメイクとカット・カラーを済ませておくのが鉄則です。

モデルについては、サロンスタッフ・お客様・フリーランスのプロモデルなどから誰を起用するかを事前に決めましょう。複数人撮影する場合は「Aさんが撮影している間にBさんのヘアセットを進める」という無駄のないタイムテーブル(香盤表)を作成します。

プロモデルを起用する場合は、競合他社のサロン広告とのバッティング(競合制限条項)がないかも事前に確認が必要です。

徹底した店内の整理整頓・クリーニング

プロのカメラは解像度が非常に高く、普段気にならない汚れ・生活感・乱れが写真にくっきりと写り込んでしまいます。撮影前日・当日に以下の点を徹底しましょう。

鏡とガラスの清掃は最優先事項です。セット面の鏡の指紋・水垢、窓ガラスの汚れは念入りに磨き上げてください。ドライヤーのコード・カラー剤のワゴン・床の毛・お客様用雑誌・ひざ掛けなど、ノイズになるものはすべてバックヤードに隠すか死角に移動させましょう。切れている電球がないかも事前に確認してください。

撮影エリアを「絵になる状態」にするための準備は、撮影当日の朝ではなく前日までに済ませておきましょう。

モデルリリース(肖像権使用同意書)を必ず取得する

写真に写る人物(スタッフ・モデル・お客様)の肖像権については、必ず事前に書面での同意を取得してください。口頭での了承では後々のトラブルに発展する可能性があります。

特にスタッフをモデルに起用する場合、注意が必要なのが「撮影後にそのスタッフが退職した場合の取り扱い」です。退職後も写真を使い続けてよいかどうかを事前に確認していないと、退職のたびにホームページやSNSの写真を差し替える事態になりかねません。

同意書には使用目的(ホームページ・Instagram・ホットペッパービューティー・チラシなど)と掲載期間を明記し、「退職後も一定期間継続して使用する」または「退職後は速やかに差し替える」というルールを明確にしておきましょう。これが後々のトラブルを防ぐ最善策です。

撮影料金、すぐにわかります。

この記事を書いた人

【経歴】 1987年、広島県生まれ。2006年より報道の現場で活動を開始し、政治・社会・経済ニュースの取材撮影に従事。これまでに1万人以上のタレント・著名人を撮影。2014年10月、ビジネス撮影に特化した写真事務所「deltaphoto」を設立。2017年4月、株式会社デルタクリエイティブとして法人化。現在は、これまでの経験をもとに「ビジネスにおける写真の価値」を再定義し、撮影現場のディレクションおよび品質管理に専念。あわせて、同社プラットフォームを通じて「プロフェッショナルの技術」と「ユーザーの想い」を繋ぐ活動に注力している。

【主な撮影・ディレクション実績】(順不同・敬称略)グーグル合同会社 / 三菱商事株式会社 / ボストン・コンサルティング・グループ / 株式会社NTTドコモ / 東京地下鉄株式会社(東京メトロ) / 日本テレビ放送網株式会社 / 株式会社サイバーエージェント / 株式会社集英社 / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ / 経済産業省 / 東京大学 / スペイン大使館 ほか多数

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