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講演会・セミナーの写真を自社で撮影する方法|会場設定・立ち位置・連写のコツ

講演会・セミナーの写真を自社で撮影する方法|会場設定・立ち位置・連写のコツ

SNS発信・ブログレポート・採用ページなどに使う講演会・セミナーの記録写真を社内で撮影する際のポイントをまとめます。講演会やセミナーの撮影は一発勝負で撮り直しが効かないため、事前の準備が仕上がりを大きく左右します。

撮影前の準備が成否を決める

まず、どの媒体で何のために使う写真なのかを明確にしておきましょう。採用サイト向け・ブログレポート向け・SNS投稿向けなど、目的によって優先して撮るべきシーンが変わります。

次に、イベントのタイムスケジュールを事前に把握しておきましょう。登壇者の持ち時間や進行の流れを頭に入れておくだけで、ペース配分が立てやすくなり、重要なシーンを撮り逃すリスクが減ります。

可能であれば、本番前のリハーサルに参加するのが理想的です。会場の照明条件、スクリーンの位置、撮影できる立ち位置を事前に確認しておくと、本番で慌てずに対応できます。

機材の準備

カメラはミラーレス一眼または一眼レフカメラがおすすめです。スマートフォンでも撮影できますが、暗い会場での画質やズームの柔軟性を考えると、交換レンズが使えるカメラのほうが対応力が高くなります。

レンズは標準ズームレンズに加えて、望遠レンズ(150〜200mm程度)があると便利です。登壇者から離れた位置からしか撮れない会場でも、登壇者のアップを撮影できます。

バッテリーは満充電のものを複数・SDカードも余裕を持って準備しましょう。撮影中に「充電切れ」「容量不足」が起きると、その後の撮影に集中できなくなります。遅くとも3日前には機材の準備を整えておくのがおすすめです。

三脚は高さが140〜150cm程度まで伸びるものを用意しましょう。背の低い三脚では参加者の頭が写り込んで見づらい写真になりやすいです。

フラッシュは原則使わない

登壇者がいるステージは照明が当たっており、フラッシュを使う必要がないことがほとんどです。一方で参加者席は照明を落としていて暗い場合が多く、フラッシュを使いたくなりますが、シャッター音とフラッシュの光は会場の雰囲気を壊し、登壇者や参加者の集中力を途切れさせる原因になります。

暗い場所ではフラッシュに頼るのではなく、カメラの設定で対応しましょう。フラッシュの使用ルールは会場ごとに異なる場合もあるため、事前に確認しておくことも必要です。

暗い会場でのカメラ設定

スクリーン投影やスポットライトのみで室内が暗くなりやすい会場では、ISO1600〜3200程度に上げて明るさを確保します。明るいレンズ(F2.8以下)と組み合わせると、さらに暗い環境でも対応しやすくなります。登壇者が動く場面も多いため、シャッタースピードは1/125秒以上を目安にして手ブレ・動体ブレを防ぎましょう。

立ち位置と必須カットの構成

講演会・セミナー写真では、以下のカットを押さえておくと使い回しの幅が広がります。

登壇者のアップは、登壇者の斜め前45度の位置から撮ると、顔の表情とスクリーンの両方が画面に入ります。講師が身振り手振りを交えてスライドを指す瞬間・話に力が入った表情・参加者に問いかける場面などを狙いましょう。

後方からの会場全体カットは、会場の盛況ぶりを伝えるのに最も効果的な構図です。後方から登壇者と参加者の頭まで収まるように広く撮ると、多少空席があっても満員感が演出できます。

参加者の表情カットは、真剣にメモを取る様子・うなずく瞬間・複数人の笑顔などが使いやすいです。ただし参加者が主役になりすぎない構図を意識しましょう。

看板・受付・会場の外観も、開始前に1枚撮っておきましょう。イベントの公式感や規模感が伝わるカットとして、ブログやSNS投稿の冒頭で重宝します。

とにかくたくさん撮って、後から選ぶ

講演会・セミナーの撮影は一発勝負で、同じ瞬間は二度と撮り直せません。ピンボケ・手ブレ・目つぶり・動体ブレなど、被写体側の動きが原因のミスも多く発生します。「数打ちゃ当たる」の精神で、バーストモード(連写)を積極的に使いましょう。

撮影中に気になるカットを画面で削除する必要はありません。削除作業をすると撮影に集中できなくなるため、データは後から大画面でまとめて確認・セレクトしましょう。

同じシーンでも、正面からだけでなく少し上からのアングル・低い位置から・左右に移動してなど、アングルのバリエーションを変えながら撮っておくと、後から選べる幅が広がります。

参加者への撮影告知と肖像権への配慮

講演会・セミナーで参加者を撮影する場合、事前告知が必要です。事前案内メールや申込フォームの中で「講義の様子を写真撮影しており、自社ウェブサイト・SNS・広報資料に使用する場合がある」旨を明記しておきましょう。当日も受付時や開演前のアナウンスで一言伝えるのが基本です。

告知の文例:「本セミナーでは記録・広報目的で写真撮影を行います。撮影した写真は自社ウェブサイトおよび広報資料に使用する場合がございます。撮影をご希望でない方はスタッフまでお申し付けください。」

撮影NGの参加者への対応

撮影NGの方がいる場合は、目印(リボン・シールなど)を付けてもらうか、写りにくい席(端・後方など)に案内する工夫を事前に準備しておきましょう。撮影担当者に事前共有しておくと、当日慌てずに対応できます。

全員NGの場合は、顔にぼかし加工を入れることを条件に掲載許可を取るか、参加者の写真を諦めて登壇者のみのカットで構成するのが現実的な対応です。

撮影料金、すぐにわかります。

この記事を書いた人

【経歴】 1987年、広島県生まれ。2006年より報道の現場で活動を開始し、政治・社会・経済ニュースの取材撮影に従事。これまでに1万人以上のタレント・著名人を撮影。2014年10月、ビジネス撮影に特化した写真事務所「deltaphoto」を設立。2017年4月、株式会社デルタクリエイティブとして法人化。現在は、これまでの経験をもとに「ビジネスにおける写真の価値」を再定義し、撮影現場のディレクションおよび品質管理に専念。あわせて、同社プラットフォームを通じて「プロフェッショナルの技術」と「ユーザーの想い」を繋ぐ活動に注力している。

【主な撮影・ディレクション実績】(順不同・敬称略)グーグル合同会社 / 三菱商事株式会社 / ボストン・コンサルティング・グループ / 株式会社NTTドコモ / 東京地下鉄株式会社(東京メトロ) / 日本テレビ放送網株式会社 / 株式会社サイバーエージェント / 株式会社集英社 / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ / 経済産業省 / 東京大学 / スペイン大使館 ほか多数

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