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社員証・IDカード用写真の一括撮影をカメラマンに依頼する際の準備完全ガイド

社員証・IDカード用写真の一括撮影をカメラマンに依頼する際の準備完全ガイド

社員証・IDカード用の証明写真をプロのカメラマンに一括依頼するメリットは、照明・背景・画角をすべてカメラマンが管理するため、何十人・何百人を撮影しても全員が同じクオリティで仕上がる点にあります。一人ひとりを写真スタジオに送り出す手間とコストを省けるだけでなく、写真の統一感がIDカードや社内ポータルに並んだときの印象を大きく左右します。カメラマンへ依頼する前に整理しておくべき準備事項をまとめました。

撮影フォーマットを事前に完全統一する

プロカメラマンに依頼する最大のメリットは「全員を同じ基準で撮れる」ことですが、そのためには事前に「どんな写真を撮るか」を明確にしてカメラマンと共有する必要があります。

背景色を決めましょう。白・明るいグレー・薄いブルーが一般的です。自社の社員証デザインに合わせて指定します。

画角と顔の向きのルールも決めてください。「正面を向いたバストアップ(胸から上)」が基本ですが、カードに印刷した際に顔が小さくなりすぎないよう、頭の上の余白をどのくらい空けるかまでカメラマンに伝えておきましょう。

表情のルールも統一が必要です。「真顔」「少し微笑む程度」「歯を見せて笑う」など、企業の風土に合わせて表情のトーンを決めておきます。

ファイル名の命名規則を事前に決めておく

一括撮影で最も発生しやすいトラブルが「この写真データ、誰の顔だっけ?」という紐付けミスです。カメラマンから納品されるデータはそのままでは「IMG_0001.jpg」のような連番になっています。

IDカード発行システムや社内ポータルへの取り込みを見越して、「社員番号+氏名(例:001_山田太郎.jpg)」のような命名規則でリネームして納品してもらうよう事前に依頼しましょう。リネーム対応の可否と費用は依頼時に確認が必要です。

撮影現場でのミスを防ぐ確実な方法として、「撮影前に自分の氏名・社員番号を書いた紙を持って1枚撮影し、その直後に本番の写真を撮る」という流れをカメラマンとあらかじめ合意しておくと、誰の写真かわからなくなるリスクを大幅に減らせます。

効率的な香盤表(タイムテーブル)を作成する

「手が空いた方から会議室へ来てください」という呼び出し方では、長蛇の列ができたり逆に誰も来ない時間ができたりと現場が混乱します。部署・チームごとに撮影時間を細かく割り振った香盤表を事前に作成し、カメラマンと撮影対象者の双方に共有しましょう。

社員証撮影の場合、1人あたりの撮影時間は1〜3分が目安です。ただしカメラマンの到着後に背景紙・照明のセッティングに30〜45分かかるため、この時間は撮影枠に含まれません。たとえば30名を撮影する場合でも、セッティング込みで2〜2.5時間の拘束時間を目安にスケジュールを組みましょう。

業務の都合で遅れる方や当日欠席者のための予備時間と、カメラマンの休憩・機材チェックの時間も必ず確保してください。

撮影場所の確保と環境条件の確認

カメラマンは背景紙(ロールスクリーン)と照明機材(ストロボ2〜3灯)を持参します。設置には一定のスペースが必要なため、以下の条件を満たす会議室・応接室を事前に確保してください。

奥行き4〜5メートル以上・横幅3メートル以上の広さが目安です。背景紙と被写体、カメラマンの立ち位置を確保するために必要です。電源コンセントの場所もカメラマンに事前共有しておきましょう。

重要なのが自然光の遮断です。窓から強い太陽光が入る部屋では、時間帯によって写真の色味や明るさが変わってしまい、全員の統一感が失われます。ブラインドや遮光カーテンで外光を完全に遮断できる部屋が理想です。窓が大きく自然光のコントロールが難しい場合は、カメラマンに事前に相談しておきましょう。

社員への身だしなみルールを事前に通知する

当日の着替えやメイク直しによるタイムロスを防ぎ、写真のクオリティを揃えるために、撮影の1〜2週間前に全対象者へ以下の内容を通知しておきましょう。

告知項目 ルール例
服装 「男性はネクタイ・ジャケット着用」「女性は派手な柄・露出の多い服は避ける」「社章は指定の位置に着用」
髪型・顔まわり 「前髪が目や眉にかからないようにする」「カラーコンタクト・派手なアクセサリーは外す」
メガネへの対応 メガネのレンズに照明が反射することがある。コンタクトレンズ着用を推奨するか、反射しにくい角度で少し時間をかけて撮影する旨を伝えておく
撮影の目的・使用先 社員証・IDカード・社内ポータルなど、撮影した写真がどこに使われるかを事前に周知する

「知らなかった」「準備できていなかった」による再撮影はカメラマンの追加拘束時間につながり、費用の増加と業務への支障を生みます。

撮影料金、すぐにわかります。

この記事を書いた人

【経歴】 1987年、広島県生まれ。2006年より報道の現場で活動を開始し、政治・社会・経済ニュースの取材撮影に従事。これまでに1万人以上のタレント・著名人を撮影。2014年10月、ビジネス撮影に特化した写真事務所「deltaphoto」を設立。2017年4月、株式会社デルタクリエイティブとして法人化。現在は、これまでの経験をもとに「ビジネスにおける写真の価値」を再定義し、撮影現場のディレクションおよび品質管理に専念。あわせて、同社プラットフォームを通じて「プロフェッショナルの技術」と「ユーザーの想い」を繋ぐ活動に注力している。

【主な撮影・ディレクション実績】(順不同・敬称略)グーグル合同会社 / 三菱商事株式会社 / ボストン・コンサルティング・グループ / 株式会社NTTドコモ / 東京地下鉄株式会社(東京メトロ) / 日本テレビ放送網株式会社 / 株式会社サイバーエージェント / 株式会社集英社 / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ / 経済産業省 / 東京大学 / スペイン大使館 ほか多数

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